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喪中はがき 2016.11.8

毎年11月に入ると、ぼちぼちと喪中はがきがくる。
4.5通はあるだろう、多い時だと7.8通くらいはある。
少し、恐ろしい時期であるわけです。

数日前のこと、郵便受けをあけて、何か胸騒ぎをしながら取り出した
数通の郵便物の中に、喪中はがきが一通。
差出人は、友人のご主人の名前であった。

ええっ!
ということは、彼女が!  ええっ!

信じられないことであった。

私より9歳若くて、健康そのもの、
内視鏡検査など医療のあらゆるガードは完璧のかまえ。
日々の運動、食事 すべて完璧。

その友人とは、武庫川女子大のオープンカレッジで太極拳を
共に学んでいた。7年間であった。
そして、京都の寺々、建仁寺、広隆寺、寂光院、六波羅蜜寺など
何回も足を延ばしては楽しんできた。
また神戸へは食事を楽しむために、なんども行きました。

が、私は膝が痛いため太極拳を止めた。
それから、ご無沙汰になってきたが、家が近いものだから
コープなどで会えると思っていたのに、近頃は会うことがなかった。???
「どうしているかしら」といつも思っていたのに。

ご主人様に電話した。
「がん」だったとのこと。何の症状もなかったのに。
分かった時は余命一年と言われたとのこと。
本人は誰にも言わないでというので黙っていましたと。

電話を掛ければよかったのに、「どうしてる、元気にしてる?」と。
やさしい言葉一つもかけられなかった自分の不行き届きを恥じました。
かんにんして下さい。

ご冥福お祈りします。


by hekiku | 2016-11-08 09:34

清水へ 祇園をよぎる 桜月夜 今宵会う人 皆美しき 晶子


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