心を耕す 2017.3.18

昨日、在家仏教会の講演を聴きに行って来ました。
年に5回の講演になったので、貴重なものになりました。
講師は薬師寺長老、喜光寺住職 山田法胤師
演題は「心を耕す」

仏教では心のことを「畑のように耕すことが大切」と言います。
転依(てんね)と言って、医者やお薬、お金に頼っているのを転換する。
莫妄想(まくもうそう)例えばアメリカが日本を助けてくれる、
           薬師如来は病気を治してくれる、と思いこむ。

お釈迦様は、頼ってはいけない、自らを頼りにせよ。
よりどころは自分だけ、今までの生き方が拠りどころ。と教えられた。

牛あるものは牛に頼る、牛ある故に愁いあり。  (牛とは財産のこと)
子あるものは子に頼る、子ある故に愁いあり。

業(ごう、行為)
三業 身業 五感で造る業
   語業 言葉で造る業
   意業 こころで思う業 
三つの無表業が積集されて、これを種子(しゅうじ)という。
無表業は表に出ないが、何十年経っても自分は覚えている。

「過去は消えない」
これが業である。

種子(しゅうじ)は生きて、現行(げんぎょう)となる。
これを薫習(くんじゅう)という。300年の薫習が無表業となって、
蓄積されたものが、ポンと出る。

いい縁を得るように。
いい縁と結ばれるように。

すべてのものは変わる、永遠では無い。
生じたり、減じたり、この世はそんなものに他ならない。
それを乗り越えたら、静かにものを見ることが出来る。

とても怖いお話だと思いました。
すべての行為は蓄積されます。生きるとはそれほど真剣なもの。
過去は消えない。

by hekiku | 2017-03-18 15:49

千曲川いざよふ波の岸近き宿に のぼりつ濁り酒濁れる飲みて  草枕しばし慰む   島崎藤村


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