栗おこわ

息子が、クリをもらってきた。
ピカピカのきれいな栗。食いしん坊の私は、どうしたら一番おいしく食べられるか思案する。
「やっぱり栗ご飯や」ときめる。
栗は、皮をむくのがたいへん。きっと、いい方法があるにちがいない。
が、我流で一晩、水に漬けて、コツコツと時間をかけて、外の皮と鬼皮をむく。ネットを引けば教えてもらえるのに、その時の気分は
「エイ、面倒じゃ」 皮をむいた栗はまた一晩、水に漬けておく。

小豆はあるが、もち米がない、おいしいものを創ろうと思えば手抜きは禁物。
それを買いに行って、小豆を煮る。新米2合に、もち米1合を洗っておく。

私はいつもお料理は目分量、これはあまりよくない。
が、料理好きの長年の「感」というものを、確かめたい。
洗ったお米に、冷ましておいたあずきの汁を入れる。新米と、もち米だから水加減は少なめに。このあたりの手加減が、一か八かの世界。

もうすぐ、炊き上がる。
私の人生の歩みかたと一緒。丁寧に調べないで、大胆に綱渡りをする。

チーチーと炊飯器が炊き上がったと合図をしている。ーーーーーーーーー。

うまくできました。ふっくらとお米の一粒一粒が独立していて、小豆も栗も、つぶれないで柔らかく、塩もほんのり効いていて最高のできばえ。
ばんざーい。
# by hekiku | 2007-10-07 16:26

ある日

かなりの涼しさです。涼しいという言葉はこの時節には適当ではありませんが、
つい先日までの残暑のきびしさを、おぼえていますので、そんな言葉が出るのです。

照る日、曇る日、日々是好日といいますが、何かムショウに心が落ち着かず、腹立たしい
日があります。

良いことをしたつもりが、そう受け取られなかった。
軽くいった言葉が、相手の気を損じた。

それなら、何も言わず、黙っているのが無難、後で、クヨクヨすることは無い。
無駄なエネルギーを消耗すろことはない。
これからは、黙っているに限るとの結論に達する。

よくよく考えてみると、それは、誰かに腹を立てているのではなく、「自分」が腹立たしいのです。
熟練のワザで決めてしまう人。
老人のワスレで勘違いをしている人。
始めから、しまいまでしゃべらないで、有利な札を確保してさっと席をたつ人。
どこまで信用していいのか、確かでない人。

百人百色、みんな自分はいい人だと思っている人間社会で、同じく私もドジで、グズでバカなのに、えらそうな心を持っているということになります。
とっさに、適当な言葉が出なかったこと。上手にノーといわれなかったこと。

さぁー、どうしたらいいのでしょう?
余分なことは言わない。
情に流れない。
今はそんなことを、考えています。

いくつになっても、人生の歩き方はむずかしい。
# by hekiku | 2007-10-03 10:36

やっと

涼しくなりました。
今日から、オープンカレッジの2学期がはじまります。
太極拳です。永い夏休みの間、毎週、自主練習には参加していたのですが、
さあーどこまでやれるでしょうか?

このところ、自分の「ダメ部分」をいやというほど知って、反省しきりですから、
「真剣に貪欲に学ぶ」ことにします。
わずかの、「残りし日」を甘えることなく、真剣でありたいと思っています。

先日のスケッチ旅行の講評会で、皆さんの作品を見て、先生の批評を聞いて。
どん底に、拙劣な自分の作品を前にして、ムクムクと「自我の主張」が湧いてきました。
きれいな絵、熟達の技術、「それがなんぼのもんじゃ」と。

私は、自分を表現しよう。
長い道のりであっても、自分の描きたいことを、描きたいものを表わせるよう、
勉強してみよう。
幸いに、先生は、尊敬すべき芸術家でいらっしゃるから、その指導の下で。
# by hekiku | 2007-09-27 09:21

もう一日

「暑さも寒さも彼岸まで」と昔から言われてきましたのに、
今年の残暑は格別です。
天気予報では、今日ぐらいが最後の暑さらしく、
しだいに、秋の気配が濃厚になるとのことです。

昨日、例年のごとく、梨が送られて来ました。
いつも、この時期に贈ってくださるのです。
奈良県大淀町の「豊水」という梨です。
大阿太高原梨と箱に書いてありますから
高いところで作っているのでしょうかしら。

よく冷えた、一切れを口にしたとき、
その美味なること、「甘露の宝石」と私は名づけています。
暑さに疲れた体を芯まで癒してくれます。そして、
ゆったりした気分になれるのです。

一人でも多くの人にと、おすそ分けします。
ありがたいことです。
ごちそうさま。
# by hekiku | 2007-09-21 09:30

スッケチ

先日、日帰りで、スケッチに行ってきました。
神戸市北区というだけあって、移動はラクでした。
大阪から1時間でのどかな山間部につきました。

淡河(おおご)というところで、ゆるやかな棚田がたくさんあって、
銘酒「山田錦」のお米を作っています。
イネは、黄色くたわわに稔っていました。
カヤ葺屋根もあって、どうにか描きはじめましたが、まだまだ残暑がきつく、炎暑の中で思うように絵筆は進みませんでした。

近場での写生は、時間があるので、気分的にゆっくりしているのですがなにしろ、技術的にも幼稚なものですから四苦八苦しながらです。

何とか理屈をつけて、「絵が描けなくても、こんないい空気を吸って、美しい景色の中に浸っているのだから満足よ」という具合に。

昼食のあと、少し移動して大沢(おおぞう)というところにいきました。
ここでも、一作。淵上家という何百年も続いているお城のような家をモチーフにしました。いつもそうなんですが、スケッチクラブの面々は、
本当に絵の好きな人ばかり。そして皆さんうまいのです。

その中にあって、私は、いつも疎外感をあじわいまがら、少々うつろな心で
いるわけです。せめてどうにか、人並みに伍していかれたらと思うのですが無情にも、月日はどんどん過ぎていきます。

「まあいいか!」という心と
「人のできることが、どうしてできないのか」という心の葛藤です。
# by hekiku | 2007-09-18 10:36

見るべきことは

安倍首相へ

平家物語で、「今は、見るべきことは見はてつ」と壇ノ浦の合戦にやぶれた
平知盛は入水します。
安倍首相の心境はそんなではないかと思うのです。
栄枯盛衰を、味わい尽くして、平家の総大将として安徳天皇ら
一族とともに海の底に身を沈めます。
平家一族は仲が良かったといいますから、
安倍首相はもっと厳しいかもしれませんね。

「人間の怖さ」を骨のズイまで、味わわれたことと思います。
「美しい国をつくる」といっておられましたが、美しい心の人には難しい仕事だったのですね。
首相の仕事は、海千山千のつわものに任せて、安倍さんには
ふさわしい天職があるにちがいありません。

ごゆっくり静養の上、社会に役立つ美しい仕事をしてください。
安倍さんにしかできない天職があるはずです。
まだまだ若い命を大切になさってください。
あなたの使命が必ずあなたを待っています。

ありがとうございました。
# by hekiku | 2007-09-16 22:05

新秋

まだ、日中は暑さが残っていますが、夜はかなりの涼しさです。
「秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる」
静かに秋はしのびよって来ました。

暑かっただけに、冷ややかな夜の空気は、うれしいのですが
実感として、「あーあー季節は、まためぐって月日を経過した」と
時の流れを、惜しく思うのです。
惜しくっても、どうするっこともできません。
季節の流れに身を任せ、その日その日を大切にするしかありません。

季節もよくなりましたので、14日はスケッチに出かけます。
今度こそは、2,3枚は仕上げたいと思っていますが、
できあがるでしょうか?
自分に甘い性格を少しでも直さなければ、進歩はありません。
# by hekiku | 2007-09-10 22:06

モジリアニ

昨日、モジリアニの絵画展を見に行ってきました。
日曜日というのに、人は少なく、ゆっくり見ることができました。
解説もしっかり読めました。
長い顔と長い首の肖像画を描いた人。というイメージでしたが。

「モジリアーニと妻ジャンヌの物語」というタイトルですが、
ジャンヌの作品のほうが多かったのではと思うくらいです。
18歳の画学生の彼女は21歳でこの世を去るまで、
たくさんの作品を書いているのです。
鉛筆で描いたものは、簡単な「線」で表現されています。
その確かな線、モジリアニの強さは際立っていました。
ジャンヌとくらべると違いが良くわかります。

1900年代の中ごろまで、結核は不治の病でした。
彼は貧困と病気に苦しみます。
日本でも啄木、子規、独歩などが、天与の才能を持ちながら、
あたら結核のため短い命を空に帰しました。

モジリアニは35歳で亡くなりました。その2日後、ジャンヌは窓から飛び降りて自らの命を絶ちます。
こんな劇的な話を知ると、いっそう、絵を丁寧に見ます。
「モンパルナスの灯」という映画にもなったロマンスですが
悲しいけれど、幸せだった二人を、羨ましくも思います。
# by hekiku | 2007-09-03 11:00

世界陸上選手権大会(大阪)

大阪で、世陸が開催されてとてもうれしい。
始まってから、テレビに釘づけになっていることが多い。

「すごい」
「うらやましい」の二言
丈夫な体がうらやましい。人並みはずれた頑健な肉体をもって
その上、強靭な精神を培ってきた選手達。世界のトップは
すごいすごい人たち。テレビから目が離せない。

女性のユニホームは、上と下に分かれていて、大きくお中が
開いている。引き締まった筋肉が固まって筋がついている。
手足も良く伸びて、鍛えられた筋肉美しい。
まるで、ハダカと同じ。衆人環視の中にその肉体をさらけ出して競技をしているのだから、そんな体を持っている人を、
ほんとうに羨ましく思う。

棒高跳びのイシンバエワの自信に満ちた落ち着いた態度。
「大阪の夜の天空に舞う」との言葉のとおり、すばらしいものでした。
それに、100メートル走のゲイという人。すごい走りですね。
今晩も、テレビの前から動けそうもない。

楽しませていただきます。
# by hekiku | 2007-08-29 19:56

いかずち

すごい雷でした。
はげしい雨風が吹き荒れました。
何かただ事ではない気配がして、
これが、「魔神」というものかと思いました。

高校野球の優勝戦が見ものでした。4点も取られていたので
もう、このままかと思っていたのですが、よくその重圧を
跳ね除けて、逆転したものです。
選手の力の上に何か「不可思議」な力が
加わるように思うのです。

点を取られていても、落ち着いて投げていたピッチャーの
顔をみていて、おおいに心を揺さぶられましたし、
満塁弾を放った副島クンにしても、やっぱり
「人の心がそうさせた」という感があります。
# by hekiku | 2007-08-23 09:38

おしなべて 花のさかりになりにけり 山の端ごとにかかる白雲  西行


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