堀文子展  2015.5.28

先日、兵庫県立美術館へ行ってきました。堀文子さんの
絵を見に行ったのですが、作品の点数が多くて、133点ぐらいだったか。
堪能させていただきました。少々の疲れも。

堀先生は97歳。女子美専を出てから、ずっと画家として活動してこられました。
「私は絵を描く職人です」と言っておられますが、
ひとつひとつが私には感動の作品でした。堀文子の魂の作品でした。
「一所不住」として、住まいを変えられるのですが、それも世界を股にして
という行動派です。

「天は二物を与えず」といいますが、先生は天分に加えて、ものすごい努力の人です。
文章も書けます。社会世論にも長じておられますし、これは人の何人分もの
働きをしてこられたのです。

小さな動物や虫たち、雑草と呼ばれる草花にも、暖かい慈しみの目で
作品にしておられます。八面六臂の活躍とは堀先生のことですね。

私も、女子美専にいきたいと、夢を持っていたのですが、
絵を描くことの土台は、やっぱりその人の「人となり」と思います。
全人格をぶっつけて作品を作るのですから、厳しいものです。

そのあと、三宮のあたりをぶらついて、アップルパイを買って帰りました。
紅茶を入れて、ほっとしたところで、やっぱり、堀文子さんの作品に
圧倒されておりました。

「えらい人がいてはる」というのが私の感想です。
その芸術性は、天分と努力によってできたとしても、
人格はやっぱり、親、先祖からの頂き物と思います。
97歳の今も創作されているのですから、神業としか思えません。

女流画家としては、小倉遊亀さん(105歳)、片岡球子さん(103歳)など
超高齢まで活躍されました。その強靭な精神力に感動いたします。
自分の天命をまっすぐ歩かれたのですね。






by hekiku | 2015-05-28 11:20

世の中は  常にもがもな渚こぐ      あまの小舟の綱手かなしも 実朝


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