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人の世 2016.6.16(木)

東京都知事舛添さんが辞職することになりました。
ずっと問題は続いていたのですが、参院選を目前にして、
自公の危惧が大きくなって来たので、退く決断をされた
のだと思います。

東京都知事といっても、国政に大きく影響するので
一人で頑張っているわけには行かないのでしょう。

しかし、いつも思うのですが、虎視眈々と引きずり降ろそうと
ねらっているヤツがいるのですから、公職にある人は特に身辺を
潔白にしておくべきです。
金銭問題はいつも政治家の足を引っ張ります。

縦から、横から、斜めから、どこを突かれても潔白にしておかねば
なりません。

時の政権を引きずり降ろすには、どこからでも攻めてきます。
民進党の代表o氏などは、アベノミクスが失敗だったと悪口ばかりを
言っています。
私はその顔をみるのもいやです。醜い顔です。
他人の「非」ばかりをあげつらって、絶叫しているのです。
そして民心を揺さぶっているのです。

政権をとってかわって、自分たちに何をできるというのですか?
その人材ではありません。
大きく国家のことを考えているとは思われません。
そんな野党の手に乗らないことです。

この世とは、100人100種でいろんな人がいます。
まして、時の流れに乗る付和雷同の人は人数的に多いものですから
選挙もどう傾くかもわかりません。マスコミの影響も大きいです。

攻めに攻めて、一人の人を陥落させた多数の人。
情けの一片もありません。
人の世とはこんなに非情なものなのか!


# by hekiku | 2016-06-16 08:17

行雲流水  2016.6.13 (月)

よのなかを 何にたとへむ  朝ひらき
漕ぎいにし船の 跡なきごとし  (万葉集351沙弥満誓)

この歌が日本における仏教的無常観を最初に歌ったものだと
いわれています。
ちかごろの世の中、とても不安定に思うのです。

災害は絶えず起こりますし、それに、若い人の「がん」の罹患など。
20代や30代で、病気になった人の胸中やいかばかり。
2人に1人かかるといわれますが本当?

戦前、戦後は結核がすごく蔓延して、たくさんの命を失いました。
今は「がん」ですね。どうしたら守れるの?

生まれ来て、人生をまっすぐ前を向いて生きている人が
病気で挫折するのはあまりにも可哀相ではありませんか!

私にはよく分かります。20歳から5年間も病床にいたのですから。
当時の結核で。といっても、菌は陽性になったことはなく。
ひたすら衰弱した体を元気にするための療養生活でした。
でも、病気は、悲しく、苦しいものです。

「がん」を克服することができるのか?
「食生活が原因ですか」とある先生に聞いたら
「長生きするようになったからです」との答え
だったら、若い人だけでも罹患しないようになって欲しい。

世の中は常に動いています。雲のように、水のように。
ひと時もじっとしていません。
必ず「がん」を克服する時が来るに違いありません。

虚弱だった私は85歳の今も元気に生きさせてもらっています。
神仏の加護は大きいと思いますし、何も分からないままで、
無常の中で、柔軟に生きているからでしょうか。




# by hekiku | 2016-06-13 12:10

ゆく川の流れ 2016.6.9 (木)

「ゆく川の流れは絶えずして、しかも元の水にあらず。
よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて
久しくとどまるためしなし。
世の中にある人とすみかと、またかくのごとし。」

方丈記の最初の言葉です。
ちかごろ、それをつくづく味わっています。
時は移っていく。同じことが続いていかないのです。

般若心経の「色即是空。空即是色」も同じくです。
この世のすべてのものは、永劫不変の実態ではない。とする
仏教の教義です。

ゆっくり時間をかけて変わっていくものもあれば、人為的に
変貌を遂げるものもあります。大自然の動きと、人間の心ひとつで
ころっと変わってしまいます。

これを「娑婆」というのでしょうか。人間の社会の出来事です。
その中で、人間は喜怒哀楽をしているのです。
そんなこと、もうとっくに知っているはずなのに。
いやあー。長生きをしてそんなことも体験したんだから、喜びです。
どんなことにも対応していけるよう、逞しくならなければ。

うちの鉢植えのエンジェルスイヤリングが元気ですごいのです。
あまり大きくない鉢なのに、花や蕾が100こぐらい。
恐ろしい勢いで、花を咲かせます。
かわいい花でありながら、実態は野草のようにたくましい。
人もかくあらねば。

# by hekiku | 2016-06-09 08:20

つゆ  2016.6.5 (日)

梅雨入り宣言が出されました。
しばらくは雨を楽しむ時期になりました。
アジサイをあちこちで見ますが、その種類の多いこと。
色だって、白、紫、エンジといろいろです。

昨日小さいのを描きました。(シチダンカ)
「それがアジサイ?」というような花です。かたまっていないのです。
どんな小さなものでも、仕上げたらうれしいものです。

今日は、でっかいアジサイのつづきを描きます。
中途で投げ出してあったものですが、仕上げることに力を入れます。

さて、旅のことですが、北海道の支笏湖に行く予定でしたが、
ホテルが一泊しか取れないので、諦めました。
で、乗鞍高原で2泊3日に決めました。
松本から、美ヶ原、乗鞍岳、上高地、穂高をまわります。
乗鞍からはご来光をみられるかもわかりません。

この足で、強行軍ができるか?
でも、大好きな上高地です。
スケッチをいっぱいしたいのですが、その時間があるかしら?
好きな山たちと「こんにちわ」と会ってきます。

まだ先のことなのに、リュックはどれにしょうか、ショルダーは、と
あれもこれもと気がはやります。

先日の北海道の7歳の子が山で置き去りにされたが、
無事発見されたということ。とてもうれしい結果でした。
私は「大人の常識というものは、この程度のものなのか」と
捜索の範囲、方法を危ぶみました。
本人は「えらい子やなあ」しっかりしていると思いました。が
ご家族の教育の難しさを感じました。

# by hekiku | 2016-06-05 09:05

水無月  2016.6.2 (水)

水無月は水の無い月ということではなく、
神無月と同じく「無」は「の」の意味で、「水の月」ということ。
梅雨季ですし、田んぼに水を入れるなど、水のイメージです。

きのう、姉のお見舞いに行ってきました。
2年前から、施設でお世話になっています。
足が弱って歩けなくなり、認知症もあるようです。

娘が3人いて、近くにいますし、よくしてくれているので、
結構な暮らしです。
子供が3人、孫が6人、ひ孫が8人です。
とても恵まれた人です。
今は孫にも恵まれない人がたくさんいるのに、姉は昔のように縦の絆を
しっかり考えてきたのだろうと思います。

久しぶりに会ったのですが、車いすに座ってニコニコ笑っていました。
私が小学校に入ったとき、毎朝、連れてもらっていました。
あかんたれの私は、姉の庇護を受けて登校していたのです。
むかしむかしのそのむかし、80年ほど前のことです。

その情景が目に浮かんでくるのです。
川沿いの柳の下を二人で歩いている姿。ランドセルが重いとぐずる私。
クラスで一人だけが、夏休み登校して体を鍛えさせられたこと。
運動の後、昼寝をして、牛乳と肝油を飲まされたこと。
小一の頃の懐かしい思い出です。

日本の社会は変わりました。核家族で夫婦単位です。
親子兄弟の関係は希薄になりました。
しかし、これはマイナスの面が多くあります。

私は「血」のつながりを考えます。
「親に孝に」「兄弟に友に」「夫婦相和し」。
教育勅語のこの言葉が基本ではないでしょうか。

年をとっても、兄妹のつながりは濃いものです。
温和に仲良く、いつまでも慈しみあいたいと思っています。

姉の元気な姿を見てとてもうれしい一日でした。

# by hekiku | 2016-06-02 09:26

清水へ 祇園をよぎる 桜月夜 今宵会う人 皆美しき 晶子


by hekiku