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霞 、靄 2016.2.28

霞(かすみ)、靄(もや)など言葉は知っていても
これが靄だという実感はない。
空気中に浮遊するごく小さな水滴、チリなどのため
遠くのものがはっきり見えなくなる現象という。
ふつう春のものを霞。秋のものを霧という。と電子辞書にはある。

今日は暖かくて、息子の車に乗っていると、町の中がかすんで見えた。
春だ。はるだ。
もうそこまで来ている春のざわめきを実感することができました。

どんな時も大自然は、悠々と時を運んでくれます。
大きな運営です。その中で生かされている自分をよく知ることです。
春になれば春の楽しみがいっぱいあります。
喜ぶことです。笑うことです。幸せを感じることです。

春になると、「山が笑う」という形容詞を使いますが、
本当にその形容がよく表れている山の姿を、何度か見ました。

「愚者となりて往生する」とは悟りの境地ではないですか!
とある人が言われました。ほんとうに「悟りの境地」です。

深い深いお話ですから、心を鍛えたいと思います。
# by hekiku | 2016-02-28 20:25

生老病死  2016.2.25

人間の苦しみは生老病死の四つという。
みんなが味わわなければならない定めです。が、
人それぞれ。

一番は老いるということ。今の私はそれを体験して
格闘しています。戦っても解決できる問題ではなく、
心の問題です。すべてが。

老いに伴って、あちこちが傷んできます。
これも仕方のないこと。
どんな機械でも80年も使えるものではありません。
むしろ、ながきに渡って無事に生きさせてもらったことを
喜ぶべきなのでしょう。

病の苦しみを味わって。いやー人生ってなかなか厳しいものです。
その中で、どれだけ平静でおれるものやら。
従容と受けていけるか、難しいものです。

限りある命は分かっているのに、
平穏でいられない、心の動揺を情けなく思っています。

悩み苦しみながら、人生を終わるなんて、
そうでありたくない。

感謝して、感謝して、静かに終わりたい。
その心を体に沁み込まて置かなければと思っています。
# by hekiku | 2016-02-25 17:29

変形性膝関節症 2016.2.20

ずっと長い間、膝の痛みを抱えている。
整形外科は勿論のこと、整骨院、リハビリデイサービスで
治癒するようにと、努力はしているが、だんだんひどくなるばかり。

この一年ほどで、ぐっと、痛みは増してきた。
歩行も遅くなって、ゆっくりとした歩き方。
もう歩けなくなるのではないかと、その心配も膨らんでくる。

先日、箕面の人工関節センターのA先生に診てもらった。
先生は「生活の質を上げるためにも手術をしなさい」「リスクは
ほとんどありません」と、おっしゃる。

私は「命が先か、足が先か」という自分の年齢を考えると
躊躇する心が強い。

しかし、このままだと歩けなくて車いすの生活になってしまう
かもしれない。家族に迷惑をかけることも考えなければ。
「思い切ってという心も強い」

むずかしい。内科、歯科の先生にも相談する必要がある。

自分のことは自分で決めるしかない。自己責任の時代。
しばらくは迷いのトンネルの中で、右往左往することだろう。

誰が先のことが分かる。
一歩先のことが分からない。メシイなんだから。
強い意志が必要なんだ。
# by hekiku | 2016-02-20 10:45

おお寒う  2016.2.16

一度暖かい日を味わうと、寒さはこたえます。
今日は厳しい寒さです。
陽射しは明るいし、空も青い、春の気配が濃厚。
しかし、この風の冷たさ。

 君がため 春の野に出でて 若菜摘む
 わが衣手に 雪は降りつつ (光孝天皇 古今集)

この歌はよく感じを表していると思います。
先日淡路に行って、すごく温暖で快適な天候だったので
この寒さにちじんでいます。

宝島社の本で、「昔ながらの暦に学ぶ」というのを買いました。
春分、秋分、夏至、冬至の4っつを基準にして、24節気がある。
24節気の間はおよそ15日。それを、それぞれに3等分して
72候がある。その間は5日間で、季節の推移を表している。

中国から来たものですが、日本人の感性に合わせて
東風解凍、草木萌動、菜虫化蝶、雷乃発声、玄鳥至、鴻雁北、
など、美しい言葉で表現されています。

こんな日本的なこと、学校で教えてくださればいいのですが。
雨水、啓蟄、清明、穀雨など24節気の言葉だけでも
覚えたいと思っています。

お月さまのことも書かれていますので、楽しみです。
知らないことを学ぶ喜びは、何ものにも代えがたいものです。
# by hekiku | 2016-02-16 18:08

祥月命日(11年)2016.2.13

今日は夫の祥月命日です。
あれから11年たったのです。
朝、8時前にお寺はんがお参りに来てくださいました。
祥月命日というので、月命日よりお経を2つ多く。
そしてお焼香も致しました。

「死ぬ」とはどういうことになるのでしょうか。
体は無くなってしまいますが、心は? 魂は?
霊魂不滅といわれますが、どうでしょうか?
わからない。何も。
わからないまま、「愚者となりて往生す」に致します。

きのう行った鳴門海峡。
自然に口ずさんでいましたが、小学唱歌です。

 阿波と淡路のはざまの海は
 ここぞ名におう鳴門の潮路
 八重の高潮かちどき挙げて
 海の誇りのあるところ

むかしむかしの歌の歌詞をよく覚えているものです。
むかし昔がわたしの心の中にしっかりと根付いています。
兄妹たちとにぎやかに暮らしたあの日々。

忘れることはありません。
小学唱歌の歌詞も自然に、不思議に、湧いてくるのです。
# by hekiku | 2016-02-13 09:58

清水へ 祇園をよぎる 桜月夜 今宵会う人 皆美しき 晶子


by hekiku